Squarespaceの料金プラン|有料・無料でどこまでできるか解説!

Squarespace は、世界で第4位(2022年現在)のシェアを誇る、高機能でスタイリッシュなホームページ作成ツールです。

Squarespace では個人ブログから本格的なオンラインショップまで、多彩な用途に合わせた料金プランが用意されています。その中から、自分に合ったプランを選ぶためにはどうすればよいでしょうか。

本記事では、 Squarespace の料金プランについて解説します。利用ケースに合わせたおすすめの料金プランや、無料トライアルの仕組みなどについても詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

Squarespace の料金プラン一覧

Squarespace には、PersonalBusinessBasic CommerceAdvanced Commerceという、用途に合わせた4つの料金プランが用意されています。
それぞれ、一年分をまとめて支払う Pay Annually と 毎月支払う Pay Monthly が選択でき、Pay annually を選択した場合は月当たり25~30%(プランにより変動)の割引を受けることができます。

ここでは、4つそれぞれの料金プランについて解説していきます。

Personal

料金: $16/月(月払いの場合: $23)

  • 最も安価なプラン

  • 100種類以上のスタイリッシュなテンプレート

  • 無料の独自ドメイン、SSLセキュリティ

  • 無制限のストレージ、モバイル対応した最大1,000ページ

  • 24時間365日のカスタマーサポート

  • 編集者は最大2名まで

Personal プランは、 Squarespace で最もベーシックなプランです。個人的なポートフォリオ、ブログなどの用途で、余分な機能を必要としない場合には、このプランが適しています。
サイト上で製品の販売をするEC機能はありませんが、オンラインストアとしての利用を計画していない場合には、小規模なビジネス用途にも使用できるでしょう。

Business

料金: $23/月(月払いの場合: $33)

  • カスタムコード機能(HTML/CSS/JavaScript)

  • 基本的なEC機能

  • アクセス解析ツールへのアクセス

  • サードパーティー製サービスとの連携

  • サイト編集者を無制限に設定可能

Business プランは、小規模なビジネス用途に適したプランです。Personal プランの全機能に加え、 CSS や Javascript を使用したサイトのカスタマイズが可能になるほか、サイト上で製品やサービスの販売(3%の取引手数料がかかります)や予約の管理などを行うことができるため、これらを含めたWebサイトを計画している場合におすすめです。

Basic Commerce

料金: $27/月(月払いの場合: $36)

  • 取引にかかる手数料が無料

  • POS機能を利用した在庫管理

  • オンラインストア上の追跡及び分析機能

  • InstagramなどのSNSと連携し商品を宣伝

  • ユーザーのアカウント作成機能、ユーザーレビューの投稿

Basic Commerce プランは、Business プランよりも高機能な販売サービスが利用できるプランです。製品の在庫が残り少ないことを表示する機能やユーザーレビュー機能などを使用することができます。またBusiness プランと異なり取引手数料が不要になるため、比較的大きな取引額が見込めるオンラインショップなどに適しています。

Advanced Commerce

料金: $49/月(月払いの場合: $65)

  • サブスクリプション・定期配送の取り扱い

  • 放棄されたカートの復元機能

  • 国際配送にも対応できる高度な配送サービス

  • APIを利用したサードパーティー製ソフトとのリンク

Advanced Commerce プランは、より高度な機能を利用できるプロフェッショナルなプランです。サブスクリプションの販売や割引の自動的な適用、APIへのアクセスなどの機能が全て利用可能です。これらの機能を活用した大規模なオンラインショップを構築したい場合には、このプランが適しているでしょう。

より詳細なプラン情報が必要な場合は、Squarespace 公式サイト(英語)でご確認ください。

Squarespace の割引について

Squarespace では、費用を節約するためにいくつかの割引が利用できます。ここでは、それらの割引サービスについて解説します。

プロモーションコード

Squarespace は、会計時に入力することで合計金額が割引されるプロモーションコードを随時提供しています。現在提供されているコードについては、公式サイトのクーポンページを参照してください。

これらのプロモーションコードは、 Squarespace で初めて支払いをするときにのみ利用でき、既にメンバーになっている場合は使用できません。

学割

Squarespace では、学生限定で初年度の年間プランが50%オフになる学割キャンペーンを実施しています。学割を利用するためには、キャンペーンサイトで学生であることの証明が必要です。

年払い(Pay Annually)

料金プランの解説でも触れたように、 Squarespace では年払いを選択することで月当たり25~30%(プランにより変動)の割引を受けることができます。

Squarespaceでは、プランをいつでも変更またはキャンセルできるため、前払いしても、数か月後に気が変わっても心配は要りません。キャンセルした場合、日割り計算された払い戻しを受けられます。

支払い方法

Squarespace では、Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diner's Club のクレジットカードとデビットカードが支払いに使用でき、USD、EUR、GBP、AUD の 4つの通貨のいずれかで支払うことができます。

料金プランの変更・キャンセル

Squarespace では、契約後も料金プランをいつでも自由に変更・キャンセルすることができます。その際、払い戻しの金額または変更後の料金は日割りで計算されます。

無料トライアルについて

Squarespaceには、残念ながら無料プランは存在しません。ただし、14日間の無料トライアルが用意されています。アカウントを作成してテンプレートを選択するだけで、簡単にWebサイト制作を始めることができます。クレジットカードの登録も不要のため、無料期間が終了して自動的に請求が行われる心配もありません。

期間中は無料で Squarespace のほとんどの機能を試すことが可能で、自由にWebサイトを作成・編集できますが、制作したWebサイトを公開(Published)状態にすることはできません。サイトを公開するためには、本記事で紹介したいずれかの有料プランへのアップグレードが必要です。

無料トライアル期間が終了すると、有料サービスにアップグレードしない限り、制作したサイトにアクセスできなくなります。無料トライアルの延長はできませんが、新しくアカウントを作成し、別のサイトを制作することは可能です。

追加で発生する可能性のあるコスト

Squarespace では本記事で紹介したプランの価格 (月$16~$65) のみでほとんどの機能を利用できますが、用途によっては追加料金が発生する場合があります。ここでは、追加で発生する可能性のある費用の一部を紹介します。

取引手数料

Business プランでは、サイトを通じて商品を販売する際、取引ごとに3%の取引手数料が発生します。手数料はBasic Commerce・Advanced Commerce プランでは免除されるため、取引に際して追加のコストは発生しません。

カスタムドメイン名

年間プランを契約すると、1年間、追加料金なしでカスタムドメイン名を使用することができます。ただし、月額プランを購入した場合、この機能は利用できません。そのため、カスタムドメインを別途年間$20支払って契約するか、別のサービスでドメインを登録する必要が発生し、いずれの場合でも通常は年間で2,000~3,000円の費用がかかります。これは年間プランを契約した場合でも、2年目以降には同様になります。

ビジネス用のメールアドレス

Personal プランを除くすべてのプランでは、Google Workspace のビジネス用メール アカウントが1つ提供され、1年間は無料で利用できます。無料期間中もアカウントを追加する度に料金が発生し、1年後からは無料アカウントにも追加料金がかかるようになります。

このGoogle Workspace アカウントは、ユーザーあたり月額680円から利用できます。

スケジューリング・予約機能

Squarespace は、予定スケジューリングツールである Squarespace Scheduling を提供しています。このサービスは追加料金がかかりますが、利用すると顧客はサイトから直接予約ができるようになり、このサービスを介してオンライン支払いを受け入れることもできます。この機能を利用するために、Commerce プランに加入する必要はありません。

料金は月額$14~$45で、用途に合わせた3つのプランから選択できます。詳細は、公式サイトでご確認ください。

メンバー限定エリア機能

追加料金を支払うことで、 サイト上にメンバー限定のエリアを作成し、サブスクリプション専用のコンテンツを有料メンバーのみに提供することができるようになります。

料金は月額$9~$35で、規模や用途に合わせた3つのプランから選択できます。詳細は、公式サイトでご確認ください。

メールマーケティング機能

Squarespace は、Squarespace Email Campaignsと呼ばれる独自のメールマーケティングプラットフォームも提供しています。利用すると、Webサイトと連携したメーリングリストから、顧客向けのプロモーションメールを送信できるようになります。

料金は月額$5~$48で、送信可能な件数や自動化の有無に合わせた4つのプランから選択できます。詳細は、公式サイトでご確認ください。

その他のアドオン

外部のサービスをサイトと統合し利用するためにはBusiness プラン以上が必要ですが、その際に追加料金はかかりません。そのため、発生する可能性があるのはサードパーティーのサービスに対しての支払いのみです。

Squarespace では、追加のプラグインが高額になり、結果としてコストが高騰するということはありません。また、 Squarespace は2年目以降の更新時に料金が上がることもないため、 Squarespace は最終的なコスト面でも合理的な選択肢となるでしょう。

どのプランを選択すべきか?

ここまで紹介してきた通り、4つのプランはそれぞれ備えている機能が違うため、サイトを何に使用したいのか、どのようなサービスが必要なのかによって最適なプランは異なります。

もしあなたが個人的にポートフォリオを作成したり、ブログを開設しようとしているのならPersonal プランで十分かもしれません。Personal プランであれ100以上のテンプレートをすべて利用できますし、後からアップグレード可能なことを考慮すると、最初はPersonal プランから始めてみるというのもいいかもしれません。

また、それほど大規模でなく製品やサービスの販売を計画している場合や、サイトに複数の編集者を設定する必要がある場合にはBusiness プランを検討してください。Personal プランとの価格差は大きくはありませんが、Business プランにアップグレードすることによって利用可能になる機能はかなり多岐に渡ります。特に、コードを利用してサイトのカスタマイズを行いたい場合はBusiness プラン以上を選択する必要があります。

一方で、既に販売網が構築されているストアの移行を行う場合、または、大規模な収益が見込めるようなオンラインストアを構築したい場合は、取引手数料が不要になるBasic Commerce か Advanced Commerce プランを選択するとよいでしょう。この2つのプランのどちらを選択するかは、あなたが Squarespace にどこまでのEC機能を必要としているかで決定するべきです。Advanced Commerce プランは比較すると高価に見えますが、マーケティング上で重要とされている、注文されなかったカートの復元機能をはじめとした効果的な機能が多数利用可能になる点には注目すべきでしょう。

上記の情報を参考にしながら、目的に合ったプランを選択してくださいね。

まとめ

Squarespace には4つの料金プランがあり、それぞれ備えている機能が異なります。どのプランを選んでも Squarespace 最大の特徴である魅力的なテンプレートをすべて利用できますし、無制限のストレージ、強力なSEO機能、24時間365日のカスタマーサポートなど十分な機能は揃っています。

料金プランは後から変更可能なため、はじめは最も安価な Personal プランから始めてみるのもいいでしょう。

すでにサイトの構想が固まっている場合やコードを利用した個性的なサイトを作成したい場合は、Business プランから始めてみてください。

ECサイトとしての利用を考えている場合は、規模の大きさや販売の形態などを考慮し、Buisiness ~ Advanced Commerce プランの中から自分に合ったものを選択することになります。

Squarespace には無料プランはありませんが、14日間の無料トライアルがあります。クレジットカードの登録も不要で、Squarespace のほとんど全ての機能をお試しできます。まずは、無料トライアルで Squarespace の魅力を体感してみてください。

Kyriosでは、Squarespaceの料金プランや使い方に関する相談を随時受け付けています。何かご不明な点がありましたら、お気軽にこちらからお問い合わせください。

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